花とグルメを求めて学園前へ!大和文華館に咲くササユリと八百屋さんのおいしいカレー

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「ここナラええやん」と題して、笑福亭鉄瓶が「ここやったら行ってみてもええやんかぁ」と思うオススメスポットを独自の目線で紹介します!

 ※この記事は6月1日(金)に放送された内容です。

今回は近鉄学園前駅周辺で見て楽しい・食べて楽しいスポットを巡ります。

まずは、学園前から徒歩約7分ほどのところにある、「大和文華館」です。歴史と趣を感じるた敷地の中に入り、少し坂を上がると海鼠壁(なまこかべ)という独特な作りの壁が素敵な建物が。

大和文華館は昭和35年に開館した美術館。どういったものが収蔵されているのでしょうか?

大和文化館事務局長補佐・張 眞佐夫
「日本や中国、朝鮮の絵画や工芸品を2000点ほど所蔵している美術館でございます。」

今日はこちらで5月の末頃から6月はじめ頃に咲く花があるとのこと。さっそく張さんに案内していただきました。

大和文華館は本館の周辺が文華苑という庭園になっています。気持ちのいい木漏れ日が素敵な庭園の中を進んでいき、階段を上っていると、見えてきたのはかわいらしい白色。

大きいのに繊細な見た目で目を奪われるこちらの花が、県内でも珍しい「ササユリ」です。
年によって咲く量にばらつきがあり、つぼみが咲けば7~10日ほど美しい花を楽しめますが、シーズンでもなかなか花開かないユリです。

6月の初旬までがピークのササユリ、ぜひ足を運んでみてください。

■名前 大和文華館
■住所 奈良市学園南1-11-6
■電話 0742-45-0544
■開館時間 10:00~17:00
■休館日 月曜日 年末年始及び展示替期間(但し月曜日が祝日となる場合よく平日休館)

大和文華館から駅のほうへ戻り、また少し歩くと「おいしいお店」の看板が。外見からは、お店の名前も何のお店なのかもわからないこちらは「八百屋ろ」さんです。

店主・高橋 秀夫さん
「40年前から『ろ』という名前でやっています。『いろは』の『ろ』からきていて、1番は落ちるだけ、かといって3番は渋いので、2番をとって『ろ』です。」

八百屋に見えないたたずまいで、お店の入り口には喫茶用のテーブルと椅子があります。さらに奥に進むと新鮮なお野菜や果物が並ぶ八百屋スペースが!

店主・高橋 秀夫さん
「ここにある野菜を使ってご飯を出しています。素材がおいしいから余計なことをしなくてもおいしいです。」

一番人気はその時々の野菜が入るカレーライスとのこと。

カレー(サラダ付き)800円

出てきたのはレーズンが乗ったライスにお野菜たっぷりのルーがかかったカレーライス。この日は大根と大豆、人参と鳥のひき肉が入っていました。カレーと一緒に出されたキムチも「八百屋ろ」さん自家製の大根のキムチです。カレーと混ぜて食べるのが高橋さんの一番のおすすめ。

「八百屋ろ」さんの2階で韓国の民間療法のひとつ、よもぎ蒸しができる女性専用サロン「salon 百福」を営んでいる娘さんが手作りしたキムチだそう。

息子さんはパンを焼いて店頭に並べているそうで、八百屋だけにとどまらない不思議なお店「八百屋ろ」さん。

高橋さんのお人柄もよく、居心地のいい空間でした。

■店名 八百屋ろ
■住所 奈良市学園朝日町2-12
■電話 0742-48-1076
■営業時間 10:00~19:30
■定休日 不定休

住宅街のイメージが強い一方で実は花もグルメも楽しめる緑豊かな学園前駅周辺。ぜひ散策に訪れてみてください。

※この記事は取材当時の情報です。

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