超ジューシーなできたてハンバーガー！噛むと肉汁があふれます

奈良市般若寺町、近鉄奈良駅から車で5分。ミシュランに掲載されたこともある「洋食春」の代表・中林さんがプロデュースする新しいお店「はるキチ」がオープンしています。

はるキチは、ハンバーガーをメインにしたお店で、調理を一手に引き受ける施設・セントラルキッチンでもあります。テイクアウトはもちろん、店頭にあるドラム缶のスタンドテーブルでイートインも可能です。

この「はるバーガー」、注文をしてから作ってくれるのですが、とにかく絶品。

外から見える厨房の中を眺めて待つこと数分。ボリュームたっぷりのハンバーガーが現れました。軽い食感のバンズに大和ポークと大和牛の合挽きミンチを使用したふわふわのパティと、存在感のあるベーコン、キャベツが挟まっています。使用しているソースは、奈良漬けが入ったタルタルソース「ならタル」です。バーガーをひとかじりするとパティから肉汁がじゅわっとあふれてジューシーな肉のうまみが広がります。若草山方面の山々を望むロケーションでいただくのは格別です。

他にもビールのおともにエビフライ、から揚げなどのほか、店舗内を間借りしてコーヒースタンドを開いている「Syuhari」のコーヒーもおすすめです。自家焙煎のオリジナルブレンドをはじめ、こだわりを感じるおいしい一杯を楽しめます。

店舗内の冷蔵ケース内では「洋食 春」でもおなじみの調味料や、オリジナルプリンが並びます。

サラダやカルパッチョソース、和風パスタソースにも使えるドレッシング「はるドレ」、厳選された奈良漬けを使用したタルタルソース「ならタル」、奈良県・植村牧場の牛乳を使用した、ほんのりショコラがアクセントのクリーミーな自家製プリン「ならプリン」です。ギフトボックスもあるので贈答品にもおすすめです。

今後の目標やどういうお店にしていきたいかを聞いてみました。

代表・中林　大樹さん
「飲食店の在り方を変えること。そして、障害者でも働ける飲食店を展開していきたいです。」

代表の中林さんは過去に左腕を切断するという選択をされました。その際に手術を担当された亡き院長との約束のため、九州から奈良に転居し12年。洋食春をはじめとした系列店では、新しい飲食店の業務形態を掲げ、週休2日制で夜営業はしないという形態で運営されています。そして今、障害者でも働ける飲食店や就労支援の事業も立ち上げようと準備をすすめています。

駐車場がないため、奈良交通「般若寺」停留所で下車か、徒歩や自転車での訪問がおすすめです。これからの季節は、秋が近づきコスモスで彩られる般若寺への観光のあとに立ち寄ってみても。ロケーション抜群のおいしいハンバーガー、堪能してみてはいかがでしょうか。

※この記事は取材当時の情報です。