かわいいシーズーの絵が目印！クリームパンが自慢のパン屋さん

奈良県奈良市、ならやま大通りから平城左京線へ入った住宅街の中。小さなロータリー沿いに、可愛いシーズーのイラストのお店を発見しました！

「BAKERY GEN」です。

昔飼っていた愛犬の名前から名付けた「BAKERY GEN」は、夫婦で営む小さなパン屋さんです。店内には毎日40種類以上のパンが並んでいて、老若男女、ここに来ればきっと好みのパンが見つかります。

イチオシの人気商品は「クリームパン」。

必ずその日の朝に炊いた自家製カスタードを使用していて、濃厚な卵の風味と、後を引く甘さ、とろっとろな舌触りが特長です。そんな朝炊きのカスタードを、焼きあがったパンに後入れすることで、冷えても変わらない風味や食感で味わえます。一口食べれば口の中が幸せに包まれる、自慢のクリームパンです。

クリームパンのパンは卵とバターをたっぷりと使ったしっとり口溶けのブリオッシュ生地を採用。そのほかにも卵不使用で良質な生クリームをふんだんに使用した「ふんわり食パン」や、生地にじゃがいもを練り込んだもちもちふわふわの「塩フォカッチャ」など、パンによって生地を変えているのもこだわりポイント。

「このパンはもっちりさせたい」、「こっちのパンは小麦の香りが強いほうが美味しい」など、数種類の小麦粉の中からブレンドの配合を調節しながらパン作りをされているそう。

ふんわり食パンとは対極の「ハード食パン」は外側の耳はパリっと、中はフワッとしています。

生地に全粒粉を使用しており、トーストするとパリッと感が増すのはフランスパンに近い配合のため。生地に気泡がでて、食感が軽くなるのだそう。朝ごはんなどで食べるのはもちろん、シチューやアヒージョ、グラタンなどの食事に合わせてちょっと横に添えられるのも魅力です。

ハード食パンを利用した「とんかつサンド」は売上ランキング上位に入る人気商品のひとつです。分厚い三元豚のとんかつとキャベツ、マヨネーズと赤みそを加えた自家製とんかつソースで味付けをしたサンドで、買ってその場で食べるのはもちろん、アルミホイルでふんわり包んで、トースターで軽く焼きなおして食べるのもおすすめです。予約すると揚げたてを用意してもらえるのもうれしいポイントです。

さらに、シュークリームのシューとクロワッサン生地をあわせた「シュークロ」はここでしか食べられないアイデアパンです。

クロワッサン生地を敷いた上にシュー生地を乗せ、蒸気でクッキーシューのように焼き上げたパンです。中にはカスタードクリームとホイップクリームを混ぜ合わせたなめらかクリームが入っています。シュークリーム×クロワッサン×カスタード＆生クリームの組み合わせは甘党を虜にします。

毎日置いてある定番商品以外にも、季節やオーナーの気分で毎日パンの種類が変わり、いつ来ても目新しさがある「BAKERY GEN」。今後、どんなお店にしていきたいか聞いてみました。

店主・宮田　弘輝さん
「少し駅から離れていることもあり、娯楽やコンビニ、飲食店が少ない地域でもあるので、そんな中でも公園のように気軽に寄って家族で食べて友達とシェア出来るようなパン屋にしたいと思います。どこにでもありそうなパンでも一段階上のおいしさを目指していきます。」

地域に長く愛されてほしい素敵なパン屋「BAKERY GEN」。家族で訪れてそれぞれのお気に入りパンを見つけるのはもちろん、こだわりたっぷりの濃厚クリームパンをぜひ堪能してみてください。

※この記事は取材当時の情報です。