阪神18年ぶり優勝!東西で報道量に大きな差 関西は3日間で約30時間も放送、関東は平静保つ

14日に18年ぶりのリーグ優勝を決めた阪神タイガース。待ちわびた瞬間に全国の虎党が歓喜した。とりわけ関西の盛り上がりは凄まじく、14日深夜は在阪各局が優勝生特番を放送。関西の虎党にとっては、チャンネルの選択に悩む夜となった。しかし、メディア分析を行うニホンモニター社と、番組メタデータを制作するワイヤーアクション社の調査によると、関西と関東で報道量に大きな差があったという。

同調査では、在阪局と在京局が放送した阪神優勝に関連する報道時間を集計。期間は優勝を決めた14日午後9時から17日午後9時までの72時間。

14日深夜、関西ではABCテレビ「虎バンSP あかん阪神アレしてもた!!」などを皮切りに、NHKを含む各局が生特番を組み、阪神の優勝を特集した。15日午前4時までの7時間における報道量は在阪6局合計で9時間54分にのぼり、3日間で合計29時間40分1秒に達した。

一方、関東ではフジテレビ系「FNN Live News α」が午前0時25分に報じたのを最後に、15日午前4時までの7時間における報道量は1時間37分どまり。3日間の合計も9時間3分50秒となり、熱狂する関西に対して平静を保った。

この結果、3日間の報道量は関西が関東の3.27倍となり、関西では各局が一体となって阪神の優勝に歓喜したことが明らかになった。同調査では「10月に開幕するCSも大いに盛り上がることが予想される」としている。

◆対象局
<関東>NHK総合/日本テレビ/テレビ朝日/TBSテレビ/テレビ東京/フジテレビ(東京地区地上波オンエア分)
<関西>NHK大阪/読売テレビ/朝日放送/毎日放送/テレビ大阪/関西テレビ(大阪地区地上波オンエア分)

(よろず~ニュース調査班)

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