深夜3時まで営業!独創的なお料理がおいしい居酒屋

【奈良にうまいもんあり!】マスターが選ぶベスト5!1位はとろふわの〇〇!
毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店をつないで紹介していきます。

※この記事は10月2日(月)に放送された内容です。

今回は、オープンして8年になる「居酒屋おかげ」さんをたずねました。こちらのお店、なんと深夜3時まで営業していて、すこし変わった客層なんだとか。

マスター・松石 圭さん

「主に同業者、飲食店の方が多いですね。」

店内の壁には、いろんなお店の名前がたくさん書きこまれています。同業者の人も訪れるというお店、味も絶対おいしいはず。早速注文してみようと思ったのですが、かわいい絵つきのメニューが豊富に並ぶ店内。何を注文すればいいのか迷ってしまいます。

というわけで、マスター自らおすすめメニュー・ベスト5を選んでいただきました!

第5位は、意外にも大人気!「揚げパン」です。

マスター・松石 圭さん

「当初は女性のお客様に食べてもらおうと思って考えたんですが、男の人がほとんどリピートしています。シメに食べる方が多いですね。」

プレートの上にはきなこがたっぷりとまぶされたパンに、あんこと生クリーム、そしてバニラアイスが。食べてみると食感が軽く、サクサクで甘くておいしいです。

第4位はお酒が進む「トマトジンジャーサラダ」。

赤・ピンク・緑と彩り豊かなお皿の上をよく見ると、輪切りのトマトの上に乗ったピンクはなんと…ガリです!一番上には大葉がたっぷり。さっそくいただいてみると、ショウガがきいていて、お酒が進みそうな味付けです。

マスター・松石 圭さん

「もとはガリの入ったドレッシングをトマトにかけてお出ししていたのですが、ドレッシングの材料を盛り付けたほうが面白いかなと思って、今の形になりました。」

お酒と一緒に楽しむのがベストなサラダです。

第3位は「鶏天ぷら」。

見た目はごく普通の鶏の天ぷらです。下味がついているのでそのまま食べても、ポン酢をつけても食べられるということで、何もつけずに一口。

噛んでみると、周りにも聞こえるくらいザクザクっという音が!食べ応え抜群です。わずかに辛みがあるような気がしますが…。

マスター・松石 圭さん

「醤油とショウガで下味をつけています。」

ピリッとした辛みがクセになる、お酒が進むおいしい鶏天ぷらでした。

第2位は和風な「たこわさピザ」です。

ピザの上に、おつまみの定番「たこわさ」が乗っています。ちょっと小ぶりなサイズのピザに、ワサビ入りソースが塗られているそう。サクサク、パリパリとした生地は、ふつうのピザ生地ではありません。

マスター・松石 圭さん

「普通のピザ生地にしちゃうと食べた時にお腹いっぱいになってしまうので、メキシコ料理で使うトルティーヤという生地を使っています。日本酒にも合うピザを作りたいなと思って(作りました)。」

ちょっとピリ辛で、ワサビがきいて、タコのカリっとした食感がたまりません。

そして、数あるメニューの中から1位に選ばれたのは、アツアツの鍋に入って出てきた「たまご焼き」です。

湯気の立ち上る鍋にレンゲを入れて、ダシに浮かぶたまご焼きをほぐすと中からタコが!まるで明石焼きのような、「明石焼き風だしまき」です。

熱いだしまきを冷ましながら口に運ぶと、とってもとろふわな食感です。熱いダシの中に入れているのに硬くならないのは、どんな工夫がされているのでしょうか?

マスター・松石 圭さん

「実はたまご焼きの中に山芋が入っていて、火を通しても冷めても、ずっととろとろのままです。」

シメに頼むとあっさりして、すっと体に染みる大納得の1位でした。

気さくなマスターと自由な発想で作られたお料理の数々。リピーターが多いというのもうなずけます。マスターにどんなお店でいたいかを聞いてみました。

マスター・松石 圭さん

「僕が目指すところは、いわゆる『パブリックスペース』のパブです。知らない人同士が、いろいろ喋ったり、ここの場所で繋がっていただきたい。繋ぐ役割を僕がしていきたいなという気持ちでやっています。」

美味しい料理とお酒を堪能しながら、マスターとおしゃべりを楽しむこともできる「居酒屋おかげ」、ぜひ訪れてみてください。

■店名 居酒屋おかげ

■住所 奈良市南魚屋町6番地1-3

■電話 0742-22-8070

■営業時間 18:00~26:00(L.O.)※日曜は24:00(L.O.)

■お休み 月曜日

※この記事は取材当時の情報です。

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