4年ぶりに復活!ここでしか食べられない料理を提供する「ポルコズダイナー」!

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店をつないで紹介していきます。

※この記事は10月16日(月)に放送された内容です。

奈良県コンベンションセンターの一角にある蔦屋書店さん。そこに2023年9月、新しくオープンしたのが「ポルコズダイナー」です。

メニューはハンバーガーなどがメイン。ところで、このポルコズダイナーという名前、もしかすると聞いたことのある方もいらっしゃるのでは?

以前は三条通り、近鉄奈良駅の近くにお店を構えていたそう。

奈良では珍しい、ポップなアメリカンテイストが人気だった名店「ポルコズダイナー」。惜しまれつつ閉店となったそのお店が、4年ぶりに復活したというわけです。

店主・川井 清史さん

「前のお店はアメリカのビーフステーキをメインにしていたお店なんですけど、別メニューでハンバーガーは合い挽きミンチでやってたんです。こちらはポークだけを使った、ポークバーガーを専門でやっています。」

お肉の種類から違うという、そのメニュー。さっそくハンバーガーランチからいただきます。

運ばれてきたのは大きなハンバーガーにポテトが添えられたワンプレート。ハンバーガーにはぎゅうぎゅうにお肉が詰まっています。

さっそく一口いただくと、びっくり!

なにやらスパイシーな味が…なんと、こちらのバーガーにはキーマカレーが挟まっています。

日によって変わる具材のなかの一つ「キーマカレーバーガー」です。

また、このおいしいパテの秘密は…。

店主・川井 清史さん

「奈良県産の郷ポークという豚肉とヤマトポークのミンチをあわせて手ごねしています。」

柔らかいけれどしっかりとした食感で、お肉本来の味が楽しめます。このハンバーガーはもはやジャンクフードではなく一つの料理です!

野菜も奈良県産にこだわっているそうで、まさに「奈良を丸かじり」のハンバーガーでした。

しかし、これだけではないんです。15時からはお酒にもあいそうなディナーメニューが。その中から人気のメニューを紹介していただきました。まずはこちらのムール貝!

パスタなどに入っているイメージのムール貝ですが、ムール貝がメインの料理はなかなかありません。貝本来の美味しさはもちろん、少し苦みもある気が…。

店主・川井 清史さん

「それはビールで蒸しているからだと思います。」

ムール貝と玉ねぎ、そしてビールしか入れていないというこのメニュー。塩も胡椒も入っていませんが、それぞれのうま味が調和した味わいで、ビールが進みます。

続いてはフィッシュ&チップスならぬ、チキン&チップスです。

爽やかな味わいですが、どんな隠し味を使っているのでしょう?

店主・川井 清史さん

「白ワインビネガーや、ハーブなどに1日漬け込んだ鶏肉に衣をつけています。」

ジューシーな唐揚げですが、重くなく、何個でも食べられそうです。

先ほどから、どのメニューも工夫の凝らした美味しさで、期待が高まる中、いただくのはディナーメニューの1番人気。

お皿いっぱいに乗せられている「郷ポーク肩ロースのステーキ」です。

添えられているグリーンのペーストは「大葉のサルサベルデ」です。青じそをペーストして、パン粉を入れて食べるソースのようにしています。

店主・川井 清史さん

「以前働いていたイタリアンのお店でよく使っていたソースです。」

ポークの上に大葉のソースを塗って食べると、食べたことのない仕上がりに。大葉のしっかりした酸味と甘みが強いように感じます。

店主・川井 清史さん

「ポークにかかっている黒いバルサミコソースにもちょっとはちみつを入れています。」

はちみつ入りのバルサミコソースと酸味のきいた大葉のソースの組み合わせが絶妙です。

見た目は豪快ですが、繊細な技を詰め込んだ絶品メニューの数々。4年ぶりに復活した「ポルコズダイナー」への思いを聞いてみました。

店主・川井 清史さん

「特にこだわりというものはそんなに強くはないほうなんですね。僕自身は。ただ、やはり、友人に作ってもらったお店のロゴだったりとか、屋号は自分で考えた部分があるので、その部分は絶対に使いたいなと思っていました。人と人との繋がりは大事にしたいなと常日頃から思っているので。以前にやっていたお店に来てくれていた常連さん方が、もっと来ていただけるお店作りをしていけたらなと思っています。」

もっと客足が戻り、以前の常連さんだけではなく、たくさんのお客さんであふれかえるようなお店になりますように。

※この記事は取材当時の情報です。

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