これが本場の韓国料理!一日の終わりに行きたい食堂

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店をつないで紹介していきます。

※この記事は10月23日(月)に放送された内容です。

今回は、奈良市の椿井小学校の近くに2021年にオープンした、数多くの韓国家庭料理を提供する「椿井韓國食堂 ハルシッタン」を訪れました。

リポーター

「なにがきっかけで韓国料理をはじめられたんですか?」

店長・三浦はるかさん

「きっかけは、K-POPが好きなので、そこが入り口でした。韓国ドラマを見て、家庭料理がよく出るので、それを作ってみようかなと思ったところがスタートです。」

リポーター

「メニューの開発や研究はどうされているんですか?」

店長・三浦はるか さん

「研究は韓国に旅行に言って、日本人が行かないようなお店で食べ歩いて研究しています。あとは、大きい市場が多いので、市場を巡って食材を買ったりとかもしていますね。」

豊富な調理経験をもつ店長の三浦さんは、日本で馴染みのない韓国料理に魅力を感じているそう。そんな三浦さんが作ってくださった一品目は「クルムチム」です。

「クル」がカキ、「ムチム」が和え物という意味の「カキの和え物」です。器には大粒のカキのほか香辛料やネギがたっぷりと入っています。おすすめはネギとカキを一緒に食べて欲しいとのこと。さっそくいただくと…。

辛すぎず、ほどよいピリッと感に甘酸っぱさ、カキの濃厚な旨味がベストマッチです!

リポーター

「韓国では海産物が入った和え物も主流なんですか?」

店長・三浦はるか さん

「ありますね。発酵していない状態のキムチを和えたりとか、ネギなどの具材も結構長めに切っていることが多いですね。」

お話を聞きながら思わずもう一口…箸が止まらないおいしさです。そんなクルムチムに合わせていただくお酒は、日本の福岡県産の唐草まっこりです。

店長・三浦はるか さん

「韓国のまっこりはドライな味なので、日本の乳酸が効いているミルキーな感じがお料理に合うなと。」

三浦さんは日本酒と韓国料理が意外と合う、そのマリアージュを楽しんでほしいそう。さっそくいただいてみると、とても飲みやすく、口の中にはカキやネギの味わいが残りつつ、甘い優しい味も加わってベストマッチです。

次にいただいたのは「タッパル」。鶏足の辛炒めです。

店長・三浦はるかさん

「鶏足をゆがいて、少し辛めに炒めています。コラーゲンもたっぷりです。韓国ではデリバリーにもあるくらいメジャーな料理の一つです。」

やわらかい身に、ピリッとした辛さ、身の脂がジュワっと…口の中がいろんな刺激で満たされます。辛いのが好きな人にはたまりません。

店長・三浦はるかさん

「辛みが苦手な方には、鶏足とは別に辛い味噌を添えてお出ししているので自分でつけながら食べていただけます。」

リポーター

「好みに合わせていただけるのはすごくありがたいですね!」

店長・三浦はるかさん

「辛いのが苦手だけど、食べたいという方もおられるので。辛みのない状態から、徐々に辛さをレベルアップして、最終的に辛い物が食べられるようになったお客様もいらっしゃいます。」

次の料理はいろんな具材が載せられたこちら!

ビニール手袋と一緒に出されたのは、ご飯の上にトビコと沢庵、韓国のりがのった丼です。お茶漬けにしてもおいしそうですが…。

店長・三浦はるかさん

「これはチュモクパプ、自分で握っていただくおにぎりです。片手で混ぜて、一口大の大きさに作るのが韓国式です。」

リポーター

「自分で混ぜて握ってって楽しいですね!韓国では主流ですか?」

店長・三浦はるかさん

「割と辛い食べ物が多いので、その間に口直しになるような感じで食べたりしますね。」

しっかり混ぜてから片手で握った一口サイズのおにぎり。韓国のりの香ばしい風味とトビコのプチプチが楽しい食感です。

リポーター

「すてきなお店のハルシッタンさんですが、今後どんなお店にしていきたいですか?」

店長・三浦はるかさん

「この店名にも入っているように、1日の終わりに来てもらえるような、みんなでワイワイできたりとか、相談話も。女性客(おひとり様)も多いので、ぷらっと寄ってもらえたらと思います。」

本格的な韓国料理を楽しみに訪れるもよし、仕事終わりに立ち寄って一杯飲んでマリアージュを楽しむもよし。ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※この記事は取材当時の情報です。

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