年末年始に向けて、1年間がんばってくれた愛車にご褒美コーティングはいかがですか?紫外線による塗装の劣化や色褪せの予防、酸性雨や雪にも対応できるようガラスコーティングを施しておくと、車の手入れがうんと楽になります。年末は忙しくて時間がないという方は、黄砂や花粉が飛び始める3月までに車を美しく保つメンテナンスをしておくと安心ですね。
橿原市にあるカーコーティングと洗車の専門店「Red‐Laboキーパープロショップ橿原店」店長の赤山丈一郎さんに、ガラスコーティングについて聞いてきましたので、参考にしてください。
Q:12月は1年で一番カーコーティングをする方が多いと聞きましたが?
はい。12月は通常の倍以上のご予約が入ります。やはり、1年の汚れを落として、気持ち良い車で新年を迎えたいという方が多いからだと思います。年末はできれば早めのご予約をお勧めします。
Q:雪道を走行する予定がある場合、事前にコーティングしておいた方がいいですか?
雪道を走ると道路に撒かれる凍結防止剤や融雪剤がボディに付着するため、車はすごく汚れるんです。主成分は塩化ナトリウムや塩化カルシウムですからね。鉄に塩を乗せたら錆びるじゃないですか。放っておくと、当然サビが進行してしまいます。しかも、アスファルトの油脂成分や鉄粉なども含まれていますから、降雪後や雪道走行後の洗車は手間のかかる作業なのです。汚れをできるだけ軽減させる方法として、雪から車を守るにはプロ施工のガラスコーティングを事前にされることをおすすめします。
Q:年末は忙しくて行けない人もおられますよね?1月はどうですか?
1月は比較的空いています。3月から5月にかけては花粉や黄砂が飛散するので、できれば2月までにされると良いかと思います。
Q:車に花粉や黄砂が付くとどうなるのでしょうか?
花粉が付着したまま放置すると、雨や朝露などで花粉が濡れることで、花粉の中から出て来るペクチンが塗装に吸着します。乾燥すると収縮して塗装がシミになってしまいます。黄砂は、カルシウム化合物を多く含む混合物でできています。黄砂が濡れるとミネラル分が溶け出し、乾燥する際にシミ跡がついてしまいます。花粉と違い、黄砂のシミは熱を加えても取れませんから、シミがつく前に、コーティングをしておくのが一番だと思います。
Q:ガラスコーティングをすると、どんなメリットがあるのでしょうか?
ガラスコーティングは、大切な愛車を綺麗に保ちたいと考えている方におすすめです。たとえば、お風呂掃除って面倒ですよね。でも浴槽にコーティングがされていて、水を流すだけで簡単に汚れが落ちると楽ですよね!それと同じで、車は塗装されたままの状態では、傷や汚れが付着しやすい上に、紫外線によって塗装が劣化する恐れがあります。コーティングという犠牲被膜を作ることによって、紫外線などのダメージを代わりに受けてくれるのです。コーティングをかけると、雨の度に汚れが落ち、洗車の頻度が半分になったり、塗装を守ってくれるので、普段のお手入れが格段に楽になります。さらに、新車に近い状態の塗装を維持できるため、車を手放す際の査定額がアップすることもあり、メリットの1つです。
Q:一般的なガラスコーティングとキーパーコーティングの違いを教えていただけますか?
車の塗装面は、一見平らのようですが、ミクロの世界で見ると細かい凹凸があります。一般的なガラスコーディングは、ポリッシャーで磨いて塗装面を平らにして、その平らになったところに薄いガラスの被膜を作ります。キーパーコーティングは、ガラス被膜が凹凸面に柔軟に入り込んでいって、一層目の平らな面を作ります。次に二層目としてレジン被膜を上塗りすることによって、深いツヤを出していきます。このダブルの透明被膜が紫外線や酸性雨、摩擦などを身代わりとなって受け、塗装を守り、深みのあるツヤを出すことができるのです。しかもこのレジン被膜は、花粉や黄砂が水に濡れても水シミがつかないため、定期的にメンテナンスをすることで、長く美しさを保つことが可能となります。雨が降ると逆に車がきれいになるとお客さまに喜ばれるのは、このためなのです。
Q:キーパープロショップについて教えていただけますか?
KeePer技研株式会社が開発し、特許を取得したコーティング技術を使用したショップで、全国に6400店舗以上あります。橿原店の「Red‐Labo」は、ガソリンスタンドを併設していないカーコーティングの専門店としては、近畿でも最大級の規模となります。
Q:ひろいですね~。スタッフの方の技術も高いと伺いましたが。
ここ橿原店では、私を含め、キーパーの理論と、独自開発されたキーパーの施工の技術研修を受講し、独自に設定した技術レベル「キーパーコーティング技術一級資格」の検定に合格した認定者が4名在籍しています。キーパープロショップでは、全国の店舗に対して、ガラスコーティングからレジン塗装、仕上げまでの基準タイムとその美しさで順位を競う「キーパー技術コンテスト」を毎年開催し、スタッフの技術力の向上をはかっているんですよ。
Q:赤山店長は、「キーパー技術コンテスト」の県チャンピオンに3年連続でなられたんですよね。技術力によって仕上がりは、どう違ってくるのでしょうか?
コーティング技術は下地処理に差が出てきます。古いワックスやコーティングを全て取り除く脱脂を十分に行い、何もついていない状態にする作業です。そこを雑にやってしまうと、コーティング剤に定着しづらい部分ができて、ムラがある仕上がりになってしまい、ガラスコーティングの施工技術でさらに差が出ます。
作業環境も仕上がりに大きく変わってきます。我々は、全天候型のこちらの作業ブースでカーコーティングを行っています。車を入れた後、全開放できるガラス製の折れ戸を閉じることで、防塵などが入るのをシャットアウトし、天候に左右されることなく作業することができます。道具も最新のものを揃え、空調や照明設備、最適な温度管理など、施工環境がしっかりと整っています。
Q:ガラスコーティングの仕方にはいくつ種類がありますか?
ノーメンテナンスの耐久期間が1年間のものや3年間のものなど、6種類ございます。
Q:一番人気のガラスコーティングの種類を教えてください。
耐久時間1年間ノーメンテナンスの「フレッシュキーパー」を施行される方が多いです。SSサイズの車(ワコンR、デイズ、ジムニー、N-WGNなど)で27400円です。施行は2時間ほどで終わります。次に人気は、耐久時間3年間ノーメンテナンスもしくは5年間1回メンテナンスを選べる「ダイヤモンドキーパー」です。こちらは年間で割ると少し割安になっているのでお得感がありますね。
Q:ガラスコーティングは高いと思っていましたが、案外安いのですね!どうやって自分の車にあったコーティングを選べばいいのでしょうか?
2年後に車を買い替えるという人、6年は乗るという人、今すぐ売りたいという人など、お客さま一人ひとりの状況やご予算によって変わってきますので、お客さまが何を求められるか、どのコーティングが最適か、最初に時間をかけて問診し、おすすめさせていただきます。また、お引き渡しの際のご説明も丁寧に対応させていただいています。お客様に満足いただける質の高い洗車・コーティング技術を提供しておりますので、ぜひ安心してお任せいただけたらと思います。
Q:どうもありがとうございました。
※この記事は取材当時の情報です。