テレビ東京系では、4月3日から新番組「デカ盛りハンター」（金曜午後6：55、初回は2時間スペシャル）がスタート。MCは、お笑いトリオ・パンサーやお笑いコンビ・カミナリ、三四郎らが務め、大食いスターのMAX鈴木、“もえあず”こともえのあずき、はらぺこツインズ（小野あこ・かこ）、菅原初代、ロシアン佐藤らが出演。今回のレギュラー化に向けて、鈴木、もえの、はらぺこツインズが、新番組への意気込みなどを語った。
これまで「デカ盛り道場破り」として不定期放送していたが、番組名も新たにグレードアップしてレギュラー化。同局で30年の歴史がある大食い番組で発掘してきたスターたちが、さまざまなデカ盛りにチャレンジ。完食者ゼロのデカ盛りをはじめ、人気チェーン店や行列店、海外のグルメを食べまくる。
共演するメンバーについて、鈴木は「もえあずちゃんは、僕を大食いという道に導いた人なんですよ。大食いを始めたきっかけが、もともとずっとテレ東の『大食い王決定戦』が好きでファンだったんです。もえあずちゃんとかかわいい子がいっぱい出てきた時に、もえあずちゃんのブログを見ていたら『油壺のチャレンジメニューをクリアしました』というのがあって、じゃあ俺も行ってみようかなってミーハーで行ってみたら、案外簡単にクリアできて『あれ？』って思って。で、ブログを追ったり、いろんな記事を見ながら行ってたら、面白いようにクリアしていって、たどり着いたのがテレビ東京の募集フォームだったんですよ。そんなきっかけで大食いを始めたので、もえあずちゃんは、僕に希望を与えてくれた人なんです。もう恩人というか人生を救ってくれた人なんです」と感謝。
はらぺこツインズに対しては「正直、大食いをやってるという上では、僕の中ではエンターテインメントというよりはスポーツをやっているんです。やってる中で『同じアスリート目線でこの子たちは戦ってるな』というのが“はらぺこ”の2人ですね。だからほかの人と見る目が違って無意識に厳しい目で見ていると思います。『なんで、あそこでツラいからってペースを落としたのかな？』とか細かいところが気になる。それだけ自分と似ているから熱が入るというか、応援したくなっちゃうというか、そういう感覚ですね」と明かした。
今回のレギュラー化でパワーアップしている点については「もう圧倒的にサイズ感じゃないですか（笑）。『来るね！ ここまで攻める!?』っていう。動画をやっているので、デカ盛りとかチャレンジメニューっていうのは、もう慣れ過ぎちゃってるわけですよ。見たことないデカ盛りはないくらいで。それでも『おお！ こういう攻め方してくる？ マジか!?』っていう驚きがある」と語り、「出てきたものは絶対にクリアするというのが最低条件ていう感じですね。僕が呼ばれた意味ってそこでしかないと思うので、自分の仕事をきっちりするというか『負けて悔しい』では済まされないので、正直、立場もありますから負けないというより負けられません。超ガチです！」と闘志を見せた。
もえのは「久しぶりにテレ東さんの大食い番組のレギュラーが始まるということで、テレ東だからこそできるすごい企画をいっぱいやりたいなと思ってるし、金曜日の7時というすてきな時間なので、皆さんに楽しんでもらえるようにいっぱい食べに行きたいなと思います。日本や世界、世の中にまだまだデカ盛りが隠れていると思うので、それを調査しつつ、おいしそうだなと思ってもらえるような番組にしたいです。結局、私たちが食べきって大食いは面白いと思ってもらえたらいいなと思います」とレギュラー化への意気込みを語った。
また、今まで自身がチャレンジして印象に残っているメニューは「北海道から鹿児島とか海外にも行った中で、一番大きかったのが30kg以上 の100人前のオムライス、25kgぐらいの海鮮丼とか、25mの焼き鳥とか（笑）。あと壺に入った10kgのラーメンとか、特番の時にはチャーシューだけで4kgの巨大なチャーシューが乗ったラーメンを食べたりしました」と話し、場を沸かせた。
奇麗においしく食べる秘訣は「デカ盛りの時は減っていく感じが見えやすいように食べています。おいしいっていう気持ちを隠さないように、言葉だけじゃなく表情でも伝わるように意識しています」と明かし、スタイルを維持する方法は「大食いは趣味で本業はアイドルなので、普段からライブとかレッスンとかで歌って踊っています」と話し、特に筋トレなどはしていないと笑顔で答えた。
そして、はらぺこツインズは「視聴者さんに楽しんでいただける番組になったらなと、全力で頑張りたいと思います」と気合十分。「私たちは、あえて空腹の状態にして、そうすることで一口目がおいしく感じるので。その一口目のおいしさが完食まで持続するので、空腹のまま絶対に何も食べないで挑むのが秘訣です」と大食いのコツを述べた。
2人が尊敬する大食いスターは、MAX鈴木だと明かし、「大会の時に2人で本戦に出たいっていう気持ちがあったんですけど、姉のかこが負けてしまって。その時に『この悔しさは絶対に次につながるから』と言っていただいて、すごく親切に戦い方とか教えていただいて。トレーニングとプライベートの切り替えがすごくうまくて、底抜けに明るくてムードメーカーで、周りを明るくしてくれる。でも、大会とかチャレンジになると顔つきが一気に変わってフードファイターの顔になる。そいうところが尊敬できる人ですね」と尊敬のまなざしを向けた。
これまでに食べるのがキツかったデカ盛りは「パスタとか、ご飯とかハンバーグとかカレーとかも全部乗ってる8kg以上あるメニュー。それが本当に苦しかったですね」とのこと。さらに、これまでに1回で食べた最高量について、あこは「私は、大会で45分間であんかけチャーハンを9.4kg食べました。人生で一番苦しかったです（笑）」、かこは「私は、1時間でラーメンを23杯。あと、2人で30kgのマグロを1日で食べたこともあります」と振り返り、記者たちを驚かせた。
同局の柴幸伸プロデューサーは、レギュラー化に向けてグレードアップしている部分について「レジェンドの小林尊さんがテレビの大食いから遠ざかっていたんですけど、この番組で復活します。小林さんに挑戦してもらって勝ったら100万円という企画を立ち上げようと思っています。内容は初回を楽しみにしてください。それから木下ゆうかさんに準レギュラーでご出演いただいて、初回では人気YouTuberのフワちゃん、『テセウスの船』（TBS系）に出ていた子役の白鳥玉季ちゃんにも出ていただいて、子どもの夢のようなデカ盛りグルメを作って食べたり、このほかにも、もえのさんと安藤なつ（メイプル超合金）さんがタッグを組んで、行列ができるお店に行って人気メニューを全部食べて『本当においしいものはどれか？』を判定する企画を行ったり、いろいろなことをします。大食い選手権はガチの戦いでしたが『デカ盛りハンター』は、ポップな“大食い総合バラエティー”として、見ているだけで元気になれるような番組を目指します！」と見どころを語り、力を込めてアピールした。
また、3月30日～4月5日に、東京交通会館サンプリングエリア・イベントスペースで番組のプロモーションとして、「デカ盛りスポット」と題したオブジェを展示。鈴木が完食失敗した総重量8kgの「ハンバーグランチ」、はらぺこツインズが挑戦し見事完食した「10kg ラーメン」、鈴木のために考案された総重量7.5kgの「ギガマックス親子丼」の実物大オブジェが公開されている。
