奈良が誇る「奈良の木」について、おおうえくにひろが熱く語ります!

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。10月8日からは毎週木曜日、4回にわたって「おおうえくにひろのエール!奈良の木」をお送りします。

これは、自称“奈良の木・応援隊長”のおおうえくにひろさんが、奈良県が誇る「奈良の木」について調査し、その魅力を熱く語り、応援・お伝えするコーナーです。

 第1回目は「~林業の現場~良質な木材を育てるこだわり!」ということで、奈良の木を育てている現地に行き、林業家・玉井久勝さんにお話を伺いしました。

※この記事は10月8日(木)に放送された内容です。

“奈良の木”のこだわり!

面積のおよそ77%が森林である奈良県。奈良県には、昔から身近に木の存在がありました。607年飛鳥時代に創建、現存する最古の木造建築・法隆寺。正面幅およそ57m・高さおよそ48m、世界最大級の木造建築・東大寺大仏殿。

そして、2020年にオープンした奈良県コンベンションセンターにも「奈良の木」がふんだんに使われ、今も私たちの生活に欠かせないものであることがわかります。

 今回、ブランド木材を生みだす県の林業の秘密を知ろうと、訪れたのは、吉野林業発祥の地・川上村。日本三大人工美林と呼ばれ、その歴史は古く、室町時代より植林が行われてきたと伝わります。

林業家・玉井さん

「さあ、着きました!ここが今作業している山です。」

おおうえさん

「すごい!木も1本1本全部まっすぐに上までぎゅーんと伸びて。これ、なんか秘密があるんですか?」

林業家・玉井さん

「木をたくさん植えるからなんです!つまり“密植!”」

密植とは木を密に植えること。一般的には1ha当たり3000本程度ですが、奈良の木は1ha当たり8000本から1万本程度植林します。

密植することで木はゆっくり成長し、太陽の光を求めて上に向かってまっすぐ育ちます。その後、良くなる木を見極め、間伐を繰り返し、幹を太くしていきます。

林業家・玉井さん

「ここにある木はすべて、100年を超えているヒノキです。本当ならばみんな切ってしまうんですけど、ここはもっと、200年の先まで見越して木をつくっています。」

おおうえさん

「200年先まで…めちゃめちゃ良い木になるじゃないですか!」

論より証拠!100年を超えるヒノキ、その品質の良さを見せてもらいました。

年輪は、年月を重ね手間をかけることで細かくなり、丈夫で硬い良質な木が出来ます。

林業家・玉井さん

「どうですか、年輪は?」

おおうえさん

「めちゃめちゃ細かい、綺麗やし、すごい!」

林業家・玉井さん

「とても良い木です。先祖が何代もかけてこういう立派なスギやヒノキを育ててくれた、(そんな)木がたくさん奈良にはあるんですよ。いっぱい使ってほしいですね。」

 先祖から受け継いだ奈良の木、誇りを持って次の世代につなぎます。

次回は「奈良の木で健康に!!」をテーマに、実験により実証された「奈良の木の健康効果」についてお届けします。お楽しみに!

※この記事は取材当時の情報です。

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