毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。10月8日からは毎週木曜日、4回にわたって「おおうえくにひろのエール!奈良の木」をお送りします。
これは、自称“奈良の木・応援隊長”のおおうえくにひろさんが、奈良県が誇る「奈良の木」について調査し、その魅力を熱く語り、応援・お伝えするコーナーです。
第3回のテーマは「奈良の木づかい運動」です。毎年10月は、奈良の木づかい運動推進月間で“もっと奈良の木を使おう!”という運動が行われています。
今回は、そんな「奈良の木」でつくられた生活用品が揃うお店や、「奈良の木」を扱う職人さんを訪ねました。
※この記事は10月22日(木)に放送された内容です。
奈良の木でぬくもりのある毎日を
“木のぬくもりをいつもの生活の中に”、奈良の木を使って暮らしをちょっと豊かにしてみませんか?
毎年10月は「奈良の木づかい運動推進月間」。10月3日と4日、イオンモール大和郡山で「奈良の木づかいフェスタ」が開かれ、奈良の木に親しんでもらおうと、木工作品の展示やワークショップなどが催されました。
参加者
子ども「楽しかった!」
保護者「子どもに良い体験が出来て良かったです!」
木を使うことにより、森の本来持つサイクル「植える・育てる・収穫する・適材適所で使う」という流れが保たれ、森林環境の維持向上につながります。健康な森は、地球温暖化防止や防災など私たちの生活にも良い影響を与えます。
2016年、橿原市にオープンした、奥大和移住定住交流センター「engawa」では、奈良の木でつくられた様々な製品を販売しています。
スタッフの渡辺花菜絵さんにお話を伺いました。
おおうえさん
「最近の人気商品はなんですか?」
渡辺さん
「こちらの十津川スギでつくられたランチョンマットです。」
おおうえさん
「おしゃれ!」
渡辺さん
「木の香りに包まれながら、癒されながら食事ができるということで、すごく人気の商品です。また、こちらの吉野ヒノキの花器も人気です。」
おおうえさん
「こちらは一輪ざしですか?」
渡辺さん
「はい。角度によって見える木目が変わってるので、一点もののギフトとして、好評です。また、使うほどに、色合いの変化を楽しめるのも木の製品ならではです。」
おおうえさん
「自分で実際、使っているものはありますか?」
渡辺さん
「吉野杉のおはしを半年前から使っています。口に入れるものなので、自然のもので作られている素材の安心感があります。」
吉野スギ・吉野ヒノキを始めとする奈良の木で作られた作品には、どれも作り手の思いが込められています。
続いて、およそ500年前から続く吉野林業の中心地・川上村を訪ね、木器作家の小林清孝さんにお話を伺いました。
小林さんは、奈良の木を扱って35年。ろくろを使ったこだわりの木製品をつくり続けています。
小林さん
「あんまりいい出来ちゃうけど・・」
おおうえさん
「軽っ!めちゃめちゃきれいで手触りもいい!」
小林さん
「特に吉野の木は緻密で年輪が細かくて、作業もしやすく、仕上がりも綺麗なんです。」
おおうえさん
「目が細かいと作業しやすいんですか?」
小林さん
「はい。目が詰まっているほうが刃物切れも良いんです。よその木も触ったことあるけど、やっぱ違いますね!」
強度に優れた奈良の木と、熟練した職人技があってこそ生まれる製品。こちらのコップに水をいれて飲んでみました。
おおうえさん
「うまい!ふちが薄いから口に当たった時の感触とか、飲みやすさが普通のコップより全然いい!」
小林さん
「コップ1つからでも手に取ってもらって、良いと感じてもらったら、テーブルでもイスでも最後には家でも建ててもらったら嬉しいですね!」
皆さんも是非、生活の中に“温もりのある奈良の木”を取り入れてみてはいかがでしょうか?
このシリーズもいよいよ次回がラスト!最終回は「次世代に引き継ぐための新たな試み!」をテーマにお届けします。お楽しみに!
※この記事は取材当時の情報です。