毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。
※この記事は10月22日(木)に放送された内容です。
今回は、香芝市の国道168号沿いに店を構える「中国料理 四川亭」さんをご紹介します。こちらは、本場の香辛料を使った四川料理を味わえ、地元の方だけではなく、全国の料理関係者も訪れるほど人気のお店です。
今回はそんな人気店のオススメの二品を堪能させて頂くことに!
こだわり抜いた自家製ラー油
まず、ご紹介するのは「大和肉鶏よだれどり(税別1,400円)」です。
こちらは、奈良県の地鶏「大和肉鶏」を蒸しあげ、ラー油をかけた一品です。こだわりのラー油は、四川省から仕入れた19種類の香辛料を3時間かけてゆっくり煮詰め、2種類の唐辛子に一週間寝かして仕込んでいるんだそう!調味料も12種類入っており風味豊かなラー油です。
リポーター
「ラー油が、食べるほどピリッとしたり、でもすっきりしたり、出会ったことのない新しいラー油ですね。鶏も柔らかくプリンとした食感で、香辛料でこんなに変わるんですね。」
店主・秦さん
「飲めるラー油という感覚で召し上がっていただけます!また、“よだれどり”という名前は、思い出すたびよだれが出てくるという由来から名付けられたそうです。」
リポーター
「名前の由来がすごくわかります。ラー油とプリプリの鶏が相性抜群ですごく美味しいです!」
お客さんの8割は注文する人気料理
続いてご紹介するのは「陳麻婆豆腐(税別950円)」です。こちらは、先ほどのラー油を使った、お客さんのおよそ8割は注文するという人気のお料理です!
リポーター
「良い香り~!味は、“辛い!”という辛さではなくて、ピリピリとしびれるような辛さですね!これは香辛料やラー油にこだわっているからなんですか?」
店主・秦さん
「香りを舌で感じる感覚というか、僕は全ての料理に対して香りを大事にしているので、ミンチに味付けするときに使う甜麵醬とか豆板醤も中国のものを4種類ほど配合して。豆腐もこの道50年ほどのお豆腐屋さんで作っていただいています。
また、山椒は標高3000mの高地で採られた、“香り・しびれ・味”の3つ揃った希少な山椒を使用しています。」
リポーター
「口に残っている山椒のピリッとした感じも美味しいです。すっきりした後味でまた食べたくなりますね!」
お店では他にも、国産のフカヒレを雛鳥や煮干しでとった出汁で煮込んだフカヒレの姿煮など、本場の味を楽しむことができます。
四川料理への愛とこだわり
店主の秦さんは料理人としてこの道37年の大ベテラン。中華の料理人を目指すきっかけを伺いました。
店主・秦さん
「板前になりたかったんですけれども、中国料理を先に覚えてみようかという感覚で東京に出ました。すると、見たことのない料理にのめりこんでしまって、さすが中国4000年の歴史は深いぞという感じで離れられなくなりました。
そして、奈良で自分の持っている知識を皆さんに味わっていただきたいなと思い開業いたしました。今でも、きっちり自分が学んできた四川料理を提供していかなければと思って、毎年四川省の方に買い出しと勉強に行っています。」
リポーター
「いろんな所から来られる方もどんどん増えてきたらいいですね。」
店主・秦さん
「そうですね。“奈良県でプロやマニアに認められる”、そういうプロの料理人を目指して、出来れば日本で2番目くらいの料理人になりたいですね。」
四川料理への愛とこだわりが詰まった四川亭さんのうまいもん、ごちそうさまでした!
気になるお店の場所は?
「中国料理 四川亭」さんは、JR五位堂駅から歩いておよそ20分、香芝市の国道168号沿いにあります。お店の目の前には駐車場もありますので、本場の四川料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
※この記事は取材当時の情報です。