鮮魚好きにはたまらない♡全国から厳選された“海の幸”を食べ尽くす!

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は11月5日(木)に放送された内容です。

 今回ご紹介するのは、近鉄橿原線「新ノ口駅」から歩いておよそ5分、国道24号沿いにお店を構える懐石料理の「割烹 利助」さんです。

こちらでは、35年のキャリアを持つ店主が作る、季節ごとのお魚料理などを楽しむことができます。

旬の食材を贅沢に!

今回こちらのお店では、京都の『聖護院かぶら』、福井の甘鯛『若狭ぐじ』、宮城の『金華さば』、新潟の『松葉がに』など、旬の野菜や鮮魚を贅沢に使用したお料理をいただきます。

まず、頂いたのは『金華さば』を昆布とお酢でしめた「先付」。きゅうりの浅漬けで作ったサルサソースとあおさをのせていただきます。

リポーター

「素敵な一皿ですね。口に入れた瞬間、浅漬けの爽やかな香りが広がって、噛めば噛むほどお魚の旨味が出てきます!」

店主・福井さん

「はい。お酢の酸味と浅漬け・あおさの香りのバランスを大切にしています。」

リポーター

「この組み合わせ初めていただきましたが、すごく合うんですね。和食の概念にとらわれない、色々なアイデアを持たれているんですね。」

店主・福井さん

「はい。和食の基本を押さえながら様々なアレンジ料理を考えています。」

心も体も温まる!

続いて頂いたのは「若狭ぐじのかぶら蒸し」。お椀の中には、若狭ぐじ、銀杏、車海老、きくらげ、ゆり根、穴子などが入っており、美味しさが凝縮された一品です。

リポーター

「すごく濃厚なんですが、後味は、スッキリさっぱりしています!また飲みたくなるような出汁です。」

店主・福井さん

「出汁は、北海道の昆布と鹿児島・枕崎の2種類のかつお節からとっています。出汁は10秒、20秒の世界ですので、苦味や雑味が入ってしまわないよう慎重に扱っています。」

リポーター

「かぶら蒸を崩すごとに色々な具材が出てきますね!一つ具材を食べても、いろんな食材の出汁がしみ込んでいる。」

店主・福井さん

「はい。海老、鰻の出汁も穴子の脂も入っていますし、冬の一番のご馳走やと思いますよ!」

リポーター

「何通りも楽しめるお椀ですね。」

これはたまらない♡

最後に頂いたのは、冬の味覚「焼きガニ」。半生に焼いた松葉ガニの身をほぐして、蟹味噌と混ぜていただきます。

リポーター

「磯の良い香りがしますね!身の甘さと味噌のほろ苦さが絶妙です。日本酒が欲しくなっちゃう。」

店主・福井さん

「食べ終わった後、この甲羅に熱燗入れてあぶったらたまらんで!」

また、これからの時期はカニだけでなくフグも楽しめ、年末に向けておせちなどの注文も受け付けられているそうです!お家でお店の味を楽しんでみてもいいかもしれませんね!

心温まる嬉しいサービス♡

こちらのお店では、お料理を楽しめるのはもちろん、それ以外にも楽しめるものがあって…

お店の中を見渡すと色々なところに絵が飾られています。

実はこちら、店主の福井さんが描かれたものなんです!

店主の人柄が伝わってくる素敵な絵ですよね!また、絵は店内に飾ってあるだけでなくお客さんの箸袋にも描かれています。

こちらの絵は、元々魚の絵を描くのが好きな店主が、合間の時間を使い描いているんだそう!心温まる嬉しいサービスですよね。

ただ、忙しい時期になると描くことが出来ないため、数に限りがあるそうですが、もしかしたら手書きの箸袋に出会えるかもしれません。

お客さんの喜ぶ顔がみたくて

店主の福井さんは、料理人としてこの道35年の大ベテラン。料理をするうえで大切にされていることを伺いました。

店主・福井さん

「とにかくごまかさない事。あとは一番良い食材をお出しできるよう努力すること。お客さんに“おいしいな”、“うまかったわ”、“また来るわ”と言ってもらうのが一番嬉しいんでね。満足して帰ってもらわな!それがこの商売ですからね!」

全国から厳選された旬の素材を贅沢に堪能できる「割烹 利助」さんのうまいもん、ごちそうさまでした。

気になるお店の場所は?

「割烹 利助」さんは、近鉄橿原線「新ノ口駅」から東へ歩いておよそ5分。国道24号沿いにお店があります。お店は予約制となっておりますので、お気を付けください。

※この記事は取材当時の情報です。

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