ことしの締めくくりに…宇陀のお肉はいかが?ローストビーフから肉うどんまで

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。月曜日は「NARAベスト3」と題して、奈良をすみずみまで知る奈良まほろばソムリエの皆さんに、おすすめのグルメやスポットを3つずつご紹介いただいています。

 今回は、奈良まほろばソムリエ・松浦さんが紹介する「宇陀市の美味しい牛肉ベスト3」です。

宇陀市と牛の関係って?

宇陀市は奈良が誇るブランド牛「大和牛(やまとうし)」の生産地のひとつで、なんと70%以上が宇陀で育てられているんです!全国では県庁所在地にセリ市場があるというのが多いのですが…奈良では宇陀市にあるんです。そのセリ市場の建設をスタートさせたというお店からご紹介!

1軒目は「うし源」

創業1886年、精肉を販売すると同時に食肉文化を広めるという意味で、こだわりのすき焼き専門店として開業されました。うし源の初代店主・源松(げんまつ)さんは、食肉文化や設備が何もない時代に、畜産施設を1から作り、セリという発想・セリ市場の建設もスタートさせました。

そんな「うし源」さんのおすすめはローストビーフ!A5等級の大和榛原牛で、イチボやヒウチといった希少部位を使用し、その中でもローストビーフに適している部位を使用しています。

味付けは最小限で、本当に美味しい牛肉が本来もつ素材の味を最大限に味わうことができるんです!

さらにもうひとつ…「ステーキランチ」をご紹介します!

A5等級の榛原牛・モモ肉のステーキで、赤身の味が濃く赤身の香りも高いんです。サラダとご飯、香の物やお味噌汁、ドリンクがついていますよ。

2軒目は「アキノキッチン」

歴史ある大宇陀松山地区にある「アキノキッチン」さんです。

アキノキッチンの隣の家は、昭和9年まで吉野銀行松山支店でアキノキッチンの店も分室でした。そして昭和9年に吉野銀行・六十八銀行・御所銀行・八木銀行が合併して、今の南都銀行となったんです。伝統的な建物が多く並ぶこの地域はお散歩するのもオススメです。

そんな和の雰囲気でいただく本格洋食は…「トロットロのビーフシチュー」!

お肉は山形産のA5ランクの牛肉です。丸一日煮込んでいるそうで、名前の通りトロットロなんです!ランチにはサラダやスープ、前菜3種盛りやご飯、ドリンクにデザートまでつくので、満足できること間違いなし!さらに!今日はお肉祭りということで、もうひとつオススメが。

「手ごねハンバーグ」です。お肉のうま味がギュッと詰まったジューシーなハンバーグは食べ応えがありますよ!とことんこだわったデミグラスソースが美味し~い!たっぷりの牛すじと香味野菜を4~5日じっくり煮込んでいます。

3軒目は「道の駅 宇陀路大宇陀」

「道の駅 宇陀路大宇陀」は、営業を始めて20年以上という県内でも歴史ある道の駅なんです。オススメは「宇陀牛 肉うどん」!

宇陀牛のブランド名を唯一持つ肉屋「山繁」から仕入れたA4等級以上の宇陀牛を使っています。脂の比率も考えられているため、うどんとの相性も抜群!うるめいわしやサバ、カツオ節に昆布などを煮詰めて、冷やして、蒸し返してと手間暇かけて作られた出汁にも注目です。

〆はデザートの紹介!

宇陀はブルーベリーと黒豆の産地でもあり、今年から新しいメニューとして始まった「ブルーベリーのクッキー&クリーム」と「宇陀産の黒豆の塩ジェラート」です。

カップで提供されているので手軽にいただくことができますよ。

気になるお店の場所は?

「うし源」さんは素材本来の味をいかした贅沢な大和榛原牛を堪能できます。歴史ある街並みに佇む「アキノキッチン」さんではとことんこだわったデミグラスソースと高級な山形牛の組み合わせが楽しめます。「道の駅 宇陀路大宇陀」さんは宇陀のお肉を使ったうどんはもちろんデザートなど軽食が豊富にあります。地元の名産品を味わってみてください。

※この記事は取材当時の情報です。

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