毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。
※この記事は12月3日(木)に放送された内容です。
今回は、近鉄奈良線「学園前駅」から北へ歩いておよそ5分、隠れ家のような佇まいの和食店「あらき」さんをご紹介します。こちらでは、その日仕入れた新鮮な魚介や野菜を使ったお料理が楽しめます。
冬を感じられる色鮮やかなお料理
まず出していただいたのは、色とりどりの可愛いお料理が沢山詰まった「八寸」。
代表・荒木さん
「こちらは、八寸と言いまして、和食でいう前菜の盛り合わせみたいなものですね。」
レポーター
「見た目も可愛らしくて食べる前からウキウキしちゃいますね。じゃあまずこのオレンジの…これは何ですか?」
代表・荒木さん
「これはサーモンの黄身寿司と言いまして、ご飯の代わりに芋寿司にスモークサーモンをのせています。」
レポーター
「美味しい!サーモンとお芋って合うんですね!」
代表・荒木さん
「はい。また、すし飯と一緒で芋寿司の中に酢を入れていますので、その酢の酸味とスモークサーモンの相性が良いですね。」
レポーター
「サーモンの塩味と、お芋の甘さがすごく良いハーモニーですね。美味しいです!じゃあ続いて、これは栗かな?」
代表・荒木さん
「これは栗の白扇揚げと言いまして、栗を甘露煮にしてから卵白をつけてサっと揚げています。ちょうどこれからの季節、雪がかかったようなイメージで白っぽく仕上げています。」
リポーター
「ん~♡栗の甘さがほっこりしますね。」
代表・荒木さん
「ちょっと火を入れることによって、卵白のふんわり感が出ますので、面白い食感になると思います。白扇揚げも昔の仕事なんですね。ただ意外と昔の仕事って今はしないことが多くなってきているので、逆に斬新な感じで珍しがられることもあります。」
レポーター
「そういった手の込んだお料理を頂けるのも、外でお食事をする楽しみでもありますもんね。」
代表・荒木さん
「やっぱり雰囲気と空間と、こういう会話も一つですけれど、そういう中で料理ってプラスαがついていくので、評価も上がっていくんじゃないかなと思います。」
旬のお魚「カマス」が美味しい!
つづいては、脂ののったお魚の焼き物をいただきます。
代表・荒木さん
「こちらは長崎のカマスを塩焼きにしております。ちょうど秋から脂がのってきますし、塩焼きにすると凄く美味しく、風味も出ると思います。」
レポーター
「いただきます。もうお箸を入れた瞬間、脂がのっているのがわかりますね。美味しいです!ほんとに皮がパリっと焼かれていて、中はふんわりジューシー。またお魚の味が濃いですね。」
代表・荒木さん
「そうですね。表面をしっかり焼くことによって旨みを中に閉じ込めることが出来るので、余計に旨みが割ったときに出てきます。」
レポーター
「お魚をいただいているとやっぱりちょっとこう…」
代表・荒木さん
「やっぱりこれはお酒なしではなかなかね…そう思って用意しています!」
お料理に合ったこだわりのお酒がいただける
お店には様々な種類のお酒があり、今回は桜井市にある今西酒造さんの『みむろ杉 Dio Abita』というお酒をいただきました!
代表・荒木さん
「こちらは、奈良の『みむろ杉』というお酒です。今食べていただいたお魚はすごく脂がのっているんですが、このお酒はフルーティーなので脂をスーッと消してもらって、相乗効果でプラスの要因になるんです。」
レポーター
「良い香りですね。本当に合いますね。お魚の香りがまた口の中に広がって美味しい。幸せ。」
代表・荒木さん
「料理とプラスで紹介させていただくことで、幅が広がって、お客さん自身でお酒を買っていただいたりするので、奈良が少しでも盛り上がっていけばなという気持ちでお酒を勧めています。」
お料理を五感で楽しめる!
お店には奈良だけでなく、日本全国から厳選した様々なお酒が用意されていて、お客さんの好みを聞いて料理に合うものを提案していただけます。
さらに、店主の荒木さんはお料理やお酒と一緒に使う器にもこだわりがあり、気に入った器があれば、全国の窯元まで買い付けに行ったり、料理のイメージにあう器を焼いてもらったりすることもあるんだそう!
お料理を五感で楽しめるお店、素敵ですよね!丁寧に作られたお料理とお酒、荒木さんのお人柄で心温まる空間です。
気になるお店の場所は?
純和食・京料理「あらき」さんは、近鉄奈良線「学園前駅」から北へ歩いておよそ5分。交差点を西へ曲がったところにお店がありますので足を運んでみてはいかがでしょうか?
こだわりの料理や厳選された日本酒をゆっくり楽しむことができる「あらき」さんのうまいもん、ごちそうさまでした!
※この記事は取材当時の情報です。