準決勝を31日に控えて休養日となった30日、第1試合で東海大相模(神奈川)と対戦する天理(奈良)は兵庫・西宮市内で約1時間のウオーミングアップと守備練習をこなした。
健大高崎(群馬)、仙台育英(宮城)と優勝候補と見られた強豪校を次々に撃破。中村良二監督は「関東1位校と東北1位校に勝てたので選手たちの自信になっている」としながらも東海大相模については「門馬監督も戦い方を知り尽くしている。先発が最少点に抑えて取れるところで点を取れたら理想。できれば守り合いの展開に持ち込みたい」とにらんだ。
3試合に先発して1完投、1完封で計459球を投げている193センチ右腕・達孝太投手(3年)は体ほぐしとキャッチボールの軽めの調整。先発について指揮官は「球数が多くなっている。本人は(先発で)行きたいと言うと思うが、よく話して決めたい」と慎重だった。相手エース石田隼都投手(3年)攻略が簡単ではないだけにロースコアを覚悟し、エース右腕に託したいところだが…。