聖徳太子ゆかりの地を巡る!郷土料理やカフェランチを楽しもう

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。木曜日は「NARAベスト3」と題して、奈良をすみずみまで知る奈良まほろばソムリエの皆さんに、おすすめのグルメやスポットを3つずつご紹介いただいています。

 今年は聖徳太子が亡くなって1400年の年にあたります。そこで今回は、奈良まほろばソムリエ・大江さんに「聖徳太子ゆかりの地を巡るランチ」を紹介していただきます。

※この記事は奈良テレビで5月6日(木)に放送された内容です。

明日香村・郷土料理を味わえる老舗

 1軒目は明日香村、飛鳥京跡のすぐ近くにある「めんどや」です。

明日香村や奈良県に伝わる郷土料理を味わえる老舗の食事処で、化学調味料などは使わず、有機野菜や良質の井戸水を用いた、手作りにこだわるお店です。

おすすめは「飛鳥路旅の味セット」です。

にゅうめん、柿の葉すし、小鉢、デザートにはわらび餅もついてきます。にゅうめんはエビにかぼちゃにレンコン、胡麻豆腐と具だくさん!出汁がよく効いていて美味しいんです!備え付けのゆず七味で味変もできますよ。自家製・柿の葉すしは日替わりで、この日の具はサバでした。サーモンの日もあります。奈良で愛され続ける銘菓「柿寿賀」という干し柿のお菓子と上品な甘さの自家製わらび餅がデザートに付いていて、ボリュームも抜群です。天然よもぎを練り込んだ緑色の「天然よもぎにゅうめんセット」も美味しいんです!出汁との相性も良く、ひと口食べればふわっとヨモギの香りがする、自然豊かな飛鳥路らしいメニューです。

のどかな街並みの中にある古民家カフェ

 2軒目は明日香村役場の斜め向かいにある、古民家を改装したお店「珈琲 さんぽ」です。

丸窓や格子のある落ち着いた外観は、のどかな風景に溶け込みます。店内は木彫で統一され、大きな窓から差す明るい陽光で店内を照らし、温かい雰囲気が漂います。天気の良い日はテラス席でワンちゃんと一緒に過ごすこともできるんです。

こちらでのおすすめは「海南鶏飯(ハイナンケイハン)」です。

海南鶏飯というのは、マレーシアで人気の屋台料理。実は、店主の奥様のお母さまがマレーシア人だそう!本場の味に少しアレンジを加えたオリジナルの海南鶏飯を味わえます。鶏肉を茹で、そのスープでご飯を炊いています。細く切ったきゅうりの上に乗せられた鶏のモモ肉は柔らかく蒸されていて美味しいです!上に添えられたパクチーがアジアン風味を醸しています。ソースは魚醤味とチリ味の2種類、どっちもご飯や鶏や野菜によく馴染み、しっかりと混ぜていただきます。また、喫茶店で食べるカレーが好きだという店主と奥様が2人で開発した「鶏のカレーライス」も絶品!程よい辛さのアジアン風味の逸品です。

ボリューム満点!週替わりのメインが楽しみ

 3軒目は橿原市にあるお店「ワンズ・ハート・カフェ」です。

扉を開けると小物や洋服を扱うギャラリーがあり、奥の部屋がカフェになっています。奥の窓からは色彩豊かなお庭が見える、落ち着いたカフェです。

おすすめは「週替りお昼ご飯」です。

おかずメイン1品に副食3品、サラダ、汁物、ご飯、コーヒー又は紅茶がついています。おかず、サラダ、汁物は毎週替わるので何度でも行きたくなります!今回は、春の山菜の天ぷら玄米塩添え、肉味噌の豆腐ステーキ、スナップエンドウの胡麻炒め、春人参の甘酢漬けのおかずに、グリーンサラダ(自家製ドレッシング)、なめこ汁という春らしい食材いっぱいのヘルシーなメニューをいただきました。ご飯は地元・明日香のお米です。自家製・胡麻塩をかければ、おかずがなくても何杯も食べれてしまうくらい美味しい!ご飯のおかわりOKですよ!食後はセットのコーヒー又は紅茶でまったり、午後からの散策に思いを巡らせます。ピクニック気分で食事をされたい方には、この「お昼ご飯」がそのまま詰まったお弁当もありますよ。開店から15年を迎える「ワンズ・ハート・カフェ」には、週替わりのおかずを楽しみに毎週来られる常連さんもいるそうです。ご紹介した「週替わりお昼ごはん」は限定30食、取り置きもできるので先に電話をするのがオススメです。

気になるお店の場所は?

 「めんどや」では明日香村や奈良に伝わる郷土料理が味わえます。「珈琲さんぽ」は昔ながらの町並みの溶け込んだ古民家で、マレーシアの料理や懐かしい味のカレーを味わうことができます。「ワンズ・ハート・カフェ」では、毎週変わるおかずたっぷりのランチをぜひお楽しみください。また、奈良市のならまちには姉妹店があります。そちらにもぜひお立ち寄りください。

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