古民家でフランス菓子を楽しめる!パティスリーアナンダ

毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は5月10日(月)に放送された内容です。

今回は、宇陀市にあるフランス菓子のお店「パティスリーアナンダ」。 宇陀松山の「重要伝統的建造物群保存地区」に指定された通りにお店があり、古民家のような見た目でありながら、フランス菓子を楽しめるお店です。

こちらはタルト・オ・シトロンというレモンクリームのタルトです。

タルト・オ・シトロンは、フランスではどのパティスリーでも見かけるような一般的なお菓子なんですが、甘すぎたり重すぎないよう表面はアールグレーと生クリームで仕上げています。

中には、酸味のあるレモンクリームが詰まっています。

甘すぎず、もう1個食べたくなるようなあっさりとおいしいタルトです。

続いては、オープン以来、改良を重ねて完成したお店でも人気のマカロンです!味は、チョコレート、アールグレー、さくら【期間限定】、フランボワーズ(木苺)、シトロン(レモン)、ピスターシュ(ピスタチオ)の6種類になります。

まずは、フランボワーズ(木苺)から頂きました!
中には、バタークリームや自家製の木苺のジャムが挟んであります。
マカロンというと甘くて、ねっちりしているイメージですが、こちらはサクッとふわっとした食感に。

そして、オーナー・太井さんに、もう一つのおすすめピスタチオのマカロンもいただきました!

ピスタチオの香りが口の中に広がり、お酒やワインにも合いそうな、ちょっと大人な感じがします。

季節のマカロンは、夏はマンゴーに、秋には塩キャラメルになったりと、その時々の素材を楽しむことができます。

「パティスリーアナンダ」は2008年にオープンして今年で13年目。オーナーの太井さんはお店を始める前、本場・フランスへパティシエ修行に行っていました。本場での修行に加えて、お菓子がフランス人の生活とどれくらい密着しているのかを見たかったそうです。

そして、太井さんのお菓子は、どれもあっさりして食べやすく、もう1つ食べたくなるような味ですが、そこには「フランス菓子は重かったり甘すぎるものもあるので日本人が食べやすいようアレンジをする」といったオリジナルの工夫が取り入れられているんです。

「東吉野で育ったので、自然が多いところでお店を持ちたい」と、宇陀市に出店した太井さん。「地域の人に愛されて長く続けていけるようなお店を目指していきたい」と最後に話してくれました。

太井さんのこだわりと経験がつまったお店、日本人好みにアレンジされた至福のフランス菓子が楽しめる「パティスリーアナンダ」のうまいもん、ごちそうさまでした!

※この記事は取材当時の情報です。

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