毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。
※この記事は8月23日(月)に放送された内容です。
天理駅の改札から歩いて2分、高架下にあるのが「あじ豚りきいち」。屋号にもなっているあじ豚とは一体どんなお肉なんでしょうか。
店長・戌亥 雄亮さん
「宮崎県の川南町というところで生産されているお肉なんですけれども、100%植物性の飼料を使わせていただいて、焼酎もろみを飼料にブレンドして生産されているお肉になっております。」
麹などで健康に育てることによって、一般のお肉と比べてうまみ成分が約2倍、上昇融点が5度高く、まろやかでさっぱりとした味わいになるのだそう。
あじ豚は農林水産省主催のコンテストで1位にあたる天皇杯など、数々の賞を受賞。
まず、とんかつを注文してみました。
店長・戌亥さん
「165~170℃の低温でゆっくり揚げ、できる限り触らないようにしています。」
揚げる時間が長くなると旨味が油に溶け出すので、揚げ時間を短くして余熱で火を通すようにされているとか。
それでは、あいもりかつをいただきます。
とても綺麗なピンク色ですね。ヒレをお塩でいただきます。
まわりの衣がサクッと軽く、中がふわふわで噛めば噛むほどおいしい油が出てきますが、あっさりしています。
続いて、ロースをわさび醬油でいただきます。
しっかりした油の旨味があり、わさびのピリッとした感じがとても合います。
りきいちさんでいただける「あじ豚」を使用したメニューは30種類以上。
バリエーションの多さにも驚く中、あじ豚の甘みをより感じられるお料理があじ豚のしゃぶしゃぶ。具材はあじ豚とレタスのみ。
さっぱりとしたお出汁にあじ豚をくぐらせ、薄く色づいたら自家製のポン酢でいただきます。
柔らかくて、お出汁もとても美味しいです。「あじ豚を活かすために」という思いでこの豚しゃぶは作られており、産地と同じ宮崎のしょう油に柚子をプラスし、あじ豚を引き立たせるための「自家製ぽんつゆ」だとか。
店長・戌亥さんは、生産者にあじ豚に対する思いを聞き『この人は、とてもあじ豚というものに対しての愛情があるんだな』と感じられたとか。
店長・戌亥さん
「この豚を使わせてもらうなら、しっかりとあじ豚を伝えられるようなおいしい料理を提供できたらと日々試行錯誤しています。」
あじ豚への愛情がたっぷりな「あじ豚 りきいち」さんのうまいもん、ごちそうさまでした。
気になるお店の場所は?
※この記事は取材当時の情報です。