和風創作料理とお酒で憩いのひと時を味わえる♪

 毎週月~金曜日ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は4月18日(月)に放送された内容です。

JR奈良駅から歩いておよそ5分、ならまち大通り沿いを進むと見えてくるのが、酒と一品「ぼらぼら」。

扉を開けると、オレンジ色の温かい光が出迎えてくれます。屋号の「ぼらぼら」の由来をお聞きしました。

店主・中尾誠二さん

「(魚の)ボラから取っているんですけれども、出世魚ということで縁起が良いのと、安くて美味しいものを提供したいという想いを込めて付けました。」

和風創作料理をメインに提供している店主・中尾さん。まず、〆サバから頂きます。

脂がしっかりとのっていて噛めば噛むほど、魚の甘みと旨味が広がります。

魚の王様だという本マグロも、口の中でとろけるよう…。

店主・中尾さん

「お刺身は新鮮さが命だと思っていますので、毎朝、大和郡山市にある中央卸売市場で、その日の良い物を入れるようにしています。」

もちろん、居酒屋でお酒は外せないですよね。「ぼらぼら」では、地酒を日替わりで提供していて、毎日違う銘柄が楽しめます。今回、いただいたのは…

純米吟醸儀助!早速いただきます。

とてもフルーティな香りで、甘すぎず、呑み口がすっきりとしていてお刺身にベストマッチですね!

店主・中尾さん

「奈良という土地柄、観光の方も多いので、奈良の地酒を全国に知ってもらいたいという意味で、毎日入れ替えでオススメの品を入れております。季節によっても日本酒は味が変わってきますので、春・夏・秋と違ったお酒を入れるようにしております。」

口当たりがとてもよく、どんなお料理にもあうため、お酒がどんどん進みます。先ほどいただいたお魚は、お刺身ももちろんですが、お寿司にしても最高なんです!

酢飯と魚の脂が見事な調和を生み出します。

そして、ぼらぼらさんには少し変わったお寿司が。

奈良漬巻きはコリコリとした食感が心地よくて、酒粕の風味と、程よい塩味が合います。

では、姫みつばの細巻きもいただきます!サラダ感覚でとても食べやすく、カツオの甘みも感じられます。

姫みつばは、アクが少なく香りの良さが特長。葉が柔らかいため、そのまま生で食べることができるんだそう。

お寿司に使うお米は、店主にとって特別なお米なんだとか。

店主・中尾さん

「実家で作っているお米になるんですけれども、奈良の推奨米のヒノヒカリを使わせていただいています。」

魚とお酒を堪能したところで締めにいただくのは、にゅうめん。

使用されているのは三輪素麺。細い麵ほど高級とされていて、その中でも一級品のものを使用されているんだそう。

日本酒に相性抜群です。そして、気になったのは後ろの棚!

常連さんのキープボトルが飾られていて、模様はお客さんが自由にデザインしたものなんだそう。

お客さんとの時間を大切にされている店主・中尾さん。一緒にお酒を飲んで、場を盛り上げることもあるのだとか。もうすぐオープンして1周年になる酒と一品 「ぼらぼら」ですが、今後の目標は?

店主・中尾さん

「地域のお客さんを大切にし、奈良という土地柄なのでこれから観光の方も増えると思うので、そういった方にもこの辺の良さを伝えていきたい。」

美味しいお酒と最高のお料理で憩いのひと時を堪能しました。酒と一品「ぼらぼら」さん、ごちそうさまでした。

気になるお店の場所は?

※この記事は取材当時の情報です。

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