【奈良クラブ】ピンチ!首位から勝ち点1差と優勝も見える位置でもこのままでは「J3昇格」できない理由

【奈良クラブ】ピンチ!首位から勝ち点1差と優勝も見える位置でもこのままでは「J3昇格」できないワケ

19試合を終えて勝ち点35の3位につけている、奈良県にホームを置く奈良クラブ。
首位とは勝ち点1差で優勝の二文字も十分見えている。

2022年のJFLの規定によると、
「JFLのリーグ戦における最終順位が4位以内であり、かつ、JFLに属する百年構想クラブのうち、上位2クラブに入っていること。」
となっている。

しかし、このままでは奈良クラブはたとえ優勝してもJ3昇格とはならない。
その理由とは?

実は昇格の条件は順位だけではない。
JFL所属の「Jリーグ百年構想クラブ」「J3クラブライセンス審査(調査)を受けていること」など細かな条件もある。

その中の一つ、
「Jリーグ規約 第17条 第3項に規定された9つの入会要件」の
「入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームの1試合平均入場者数が2,000 人を超えており、 3,000 人を目指して努力していると認められる」
が奈良クラブは今のままでは未達成となってしまう。

あと5試合で19,578人が最低でも必要

奈良クラブはこれまで試合以外にも、イベントなどで入場者数を増やしてきた。
しかしこのままでは、まだ「19,578人」足りない。

残りホーム5試合なので、1試合平均で約4,000人の集客が必要。
奈良クラブは今季最高でも2,011人。
今年の平均は1,000人ほどと、このままではかなりピンチなのである。

優勝争いをしているので注目度が増し、観客も徐々に増えるかもしれない。
それでもこの「1試合平均4,000人」は厳しい数字である。

奈良県民にとってはJリーグクラブ誕生に願ってもみないチャンス。
J3昇格には、1人でも多く奈良クラブのホームゲームに足を運ぶしかない。

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