宇陀市と民間企業が連携 農業と学びの共創拠点を整備

宇陀市で大和野菜などの生産・流通を手掛ける農園の敷地に新たに農業と学びの拠点となる施設を建設することが8日、発表されました。

新たな施設を立ち上げる類設計室は、1999年から宇陀市内で農園事業・類農園を設け、人と農をつなぐ実践を行ってきました。そして、類農園の25周年を迎えるにあたり、オフィスや作業所、出荷場などをリニューアルするほか、75人ほどが宿泊できる宿泊所を整備することになりました。新たな施設では、生産・流通だけではなく、小中高生を対象とした農業体験や、未来の農業を考え、若者の起業マインドを育成するこども起業塾なども予定しており、学びの場としても活用するといいます。宇陀市は民間の事業者とともに地域資源を活用した新たな経済活動の創出を目指す取り組みを行っており、新たな施設を通じて、若者の就農や定住で地域の活性化を目指すといいます。施設は、2025年11月にプレオープンし、2026年3月に完成を予定しています。

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