小林製薬の「紅麹」サプリメント 県内でも健康被害・不安の訴え確認

小林製薬の紅麹を含むサプリメントを摂取した人に健康被害が相次いでいる問題で、県内でも健康被害や健康不安を訴えた人がいることがわかりました。

これは10日の定例記者会見で山下知事が初めて明らかにしました。それによりますと、県が管轄する3つの保健所管内で男女7人が腎機能の低下やむくみといった健康被害のほか、健康不安を訴えているといいます。7人は小林製薬が製造・販売した紅麹成分入りサプリメント「コレステヘルプ」を摂取していたということですが、いずれも入院が必要になるような重篤な症状はないということです。県ではホームページに問い合わせ窓口などを掲載しています。

山下知事

「紅麹を使った健康食品を利用して不安を感じる人がおられる場合は、まず最寄りの医療機関や保健所にお問い合わせていただきたい。」

なお、このほかにも奈良市保健所管内で14人が健康被害や不安を訴えているといい、県内で健康被害の疑いがある人はあわせて21人となりました。

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