寧楽美術館「中国・朝鮮半島・日本の美をもとめて」

奈良市の寧楽美術館では、企画展「中国・朝鮮半島・日本の美をもとめて」が開かれています。

寧楽美術館の所蔵品は、明治生まれの実業家、中村準策のコレクションなどで、古代から近代までの中国・朝鮮半島・日本の美術品や工芸品から成り立っています。こちらは紀元前12世紀の中国、西周時代の青銅器で神話に登場するトウテツという妖怪が描かれています。

朝鮮半島のコーナーでは、陶磁器の名品が並びます。このヒスイのような色の美しい瓶は、高麗時代の青磁。蓮の花などの模様がくぼませて描かれています。

そして日本の黄金茶碗。木製の椀に薄く金を貼り天目茶碗を表現したもので、長州藩の毛利家に伝わったものです。この企画展は、一部、展示を入れ替えながら12月23日まで開かれています。

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