安倍元総理銃撃事件 3回目の公判前整理手続き 山上被告が出席

2022年7月、奈良市で街頭演説中の安倍元総理を銃撃し殺害したとされている山上徹也被告の公判前整理手続きが26日、奈良地裁で開かれ山上被告が出席しました。

記者

「現在午前9時35分です。山上被告を載せたとみられる車が今奈良地裁に入っていきます。」

公判前整理手続きは裁判所、検察官、弁護人の3者が集まり裁判が始まる前に事件の証拠や争点などを確認するものです。関係者などによりますと3回目となる公判前整理手続きは10時すぎに始まり15分ほどで終了したということです。山上被告は1月に行われた手続きにも出席していて今回が2回目の出席となりました。弁護団によりますと手続きが終了した山上被告はその後、およそ30分弁護団と接見したといい、11時ごろ奈良地裁を出発しました。その後、弁護団は取材に応じ山上被告のようすなどを明らかにしました。

弁護団

「中身については要するに争点及び証拠の整理。争点の確認と証拠の整理。こういう言い方しかできません。期日を重ねてきていますので、当然ある程度は(争点が)絞られてはきています。(山上被告は)あまり色々なことに表情を変えたりすることが無い人できょうも淡々とした感じではありました公判前整理手続きの中でのやり取りに関しては真剣な顔をして聞いていたとそういう印象です。」

なお、弁護団によりますと初公判の日程は決まっていないということです。

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