NPO法人と連携協定 生駒市 虐待など相談体制充実へ

DVや虐待などを受け、孤独を感じている人たちに対する相談などの支援体制を充実させようと生駒市とNPO法人がこの程、事業連携協定を結びました。

協定の締結式には、生駒市の小紫市長と東京のNPO法人「あなたのいばしょ」の大空幸星理事長が出席し、協定書にサインしました。「あなたのいばしょ」は、自殺やDV、虐待などの「望まない孤独」の根絶を目指し、インターネット上でリアルタイムでメッセージをやりとりする「チャット」の相談窓口を24時間365日運営しています。

生駒市によりますと市内の小学校・中学校における不登校の児童・生徒の数は、2022年で266人と新型コロナ前の2019年の約1.5倍に増加しているといい、従来の電話とは異なる若者が相談しやすい手段が求められていました。

協定に基づき、市は児童・生徒に「あなたのいばしょ」の相談窓口を周知するほか、緊急性のある相談を含め内容は市に情報提供され、必要な支援につなげるということです。

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