県立橿原考古学研究所に文化財の修復や保存を基本に、技術的な指導や助言も行う拠点が、1日付けで設置されました。

3月30日、新たに設置された「保存科学センター」の銘板が除幕され、門出を祝いました。橿原考古学研究所では、斑鳩町の藤ノ木古墳の発掘をきっかけに、1989年に前身の「保存科学研究室」を発足させました。

ここでは、理化学的な手法を取り入れ、出土品の修復のほか、劣化を防ぐ保存処理などを行ってきました。
そして、研究所ではこれまでに培った知識や経験などをさらに発展させようと、体制を整えました。保存科学センターの設置は、全国の自治体では初めてということです。今後は、文化財の保存に関する専門性をさらに高め、県内の自治体への技術的な指導や助言を行うとしています。

また、国内外の機関と協力しながら、さまざまな研究を進めたいと意欲を示しています。
県立橿原考古学研究所 青柳正規 所長
「蛇行剣のような素晴らしいものが出てくる奈良にあって、これからさまざまな宝物がもっともっと出てくると思うんですけれど、それらをきちっと手当てをしながら、日本の保存科学の中心的なセンターに育て上げていきたいと思っております。」
