器にもこだわりが!和食の奥深さを感じられる「懐石 森本」

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時30分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」では「奈良にうまいもんあり!」と題して、プロの料理人に紹介してもらった美味しいお店を数珠つなぎで紹介していきます。

※この記事は12月20日(月)に放送された内容です。

今回ご紹介するお店は、JR畝傍駅から歩いて2分のところにある「懐石 森本」。細い路地を入ると築57年の古民家が見えてきます。

入り口から和の雰囲気です。

お店の中に入るとカウンター席が。目の前で作り立てをいただくことができ、作業工程も全て見ることができるんだとか。

店主・森本全彦さんが毎朝、大阪・鶴橋に仕入れに行ってからメニューを決めるんだそう。 開業から約7年。ミシュラン一つ星を獲得した絶品料理をいただきます。

まず、【鰆の蕪蒸し】をいただきます。(※今回は1月のメニューを頂きました。)

鰆の味がしっかりとしていて、削り立ての鰹の出汁も染み込んでいて甘みも感じることができますね。

お料理を作るうえで大切にされていることを聞いてみました。

店主・森本さん

「作り置きをせずに焼き立て・作り立て・盛り立てを最高の状態でお出しして、お客様に食べていただければなと。」

食材1つ1つの輝きを生み出していく店主・森本さんのお料理。

続いて、【大根 小松菜 針柚子】。

優しいお味ですが、しっかり中まで染み込んでいるというのが感じますね。柚子がとてもいい香りを出していてお上品な味わいに。

さらに、店主・森本さんのこだわりは器にも!なるべく地元の作家さんの作品を使っているんだそう。

次に、【カマス塩焼き クワイ素揚げ 白髪葱 カラスミ】周りにはお正月などでおなじみのクワイが。早速いただきます。

皮はパリッと、中はふっくら、しっとり。

備長炭を使用し、遠赤外線で焼かれているため、中は余熱で火が入る感じに。

クワイも甘くて、ホクホクしています。

お客様に届く一皿、一皿全てに心を込めて作っている店主・森本さん。料理にかけるその情熱とは…?

店主・森本さん

「オープン初日のことは未だに覚えていますね。地元に愛されながらこれからも5年、10年も頑張っていこうかなと思います。新しい食材も使ってみたいし、遠方からも来てもらいたいし、一日コツコツと真面目にやっていくしかないですね。」

和食の奥深さを感じることができ、素材の味が最大限に引き出されたお料理を堪能しました。森本店主、ごちそうさまでした。

気になるお店の場所は?

※この記事は取材当時の情報です。

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